2009年9月11日金曜日

DJ CASIN`s 雑文 vol.6



バックナンバーはこちらから

やはり、1ヶ月以上空いてしまいますね。

いつでも書く気はあるんですが、いつでも腰を据える気は無いって感じです。
やる気はあるんですが、集中する気が無いって感じです。
とりあえず書き進めれば、さくさく行くんで時間のある方はお付き合い下さい。

先日、近所のTSUTAYAがDVD旧作100円セールだったため色々ディグってたら、数年前から観たいと探していた竹内力主演(featモロ師岡)のVシネ「ハードボイルド」を発見。
僕のVシネ病という名の狂った季節も、ここ2年くらいは安定期に入ってたのですが、これも何かの縁だと思い借りて観てみました。

崎山凛や土平ドン平などが出てたので(Vシネを20本位観れば、脇でちょいちょい出てんなってのがわかる俳優たち)、「お~久しぶり~!」って同窓会感覚に浸っていた後半になってやっと、「そういえば、これ観たわ。」ってことに気づきました。
それもビデオダビングしてたってことにも。

狂った季節時に観たVシネで、そこそこ面白かったものはビデオにダビングしてたんですが、それすらも忘れてました。

この「ハードボイルド」、Hip Hop作品に例えると、基本渋いんだけど、たまにハッとするような派手な展開もある、という意味ではArtifactsの1stになるかな、と思います。

結局、何が言いたいかというと、Artifactsの1stを中古レコ屋でみつけ、持ってたことを忘れて嬉々として買って帰ってしまったら、DJを辞めるってことですよ。


ウソですけど。

ということで、始めます。




①THE SOURCE 日本版 VOL.2の付録CD

Kenchy君も書いてましたが、今回のはヘタなコンピより全然聴けます。
いや、日本語ラップコンピとしてはhomebrewer’sシリーズに匹敵する濃さですね。

J5のタイトさとハイエロのホゲ具合がミックスされたようなZZ PROの曲やカタカナ英語と日本語でひょいひょいライミングするMINT(緊張感の欠片も無いトラック上で「シーンとかフッドとか関係ねぇ」ってフックには痺れる)の曲もよくリピートしますが、ボムはなんといっても

MIC アキラ feat Nippsの「イルボーイフレンド pt1」!

たまに凄まじ妖刀を振り回して私たちの脳をブッタ切ってくれるNippsさんですが、今回は畳に横になりながら、箸でハエ捕まえるような、達人フロウを披露してくれてます。
人間発電所のラインを使い回して(TETRADでもやってましたね)過去の栄光を自ら踏みにじりながら、ひたすら下品に小節を埋めてってるだけなのに何故こんなカッコイイのだろうか。
この曲、PVも作ってるそうなんで非常に楽しみです。





② Jay –Z ‘Run This Town’

これも、Kenchy君が書いてましたね、フレッシュではない情報続投ですみません。

やはり、この人に大金渡しとけば確実によい方向に遣ってくれますって具合のアノCM映像はもちろん、バックで流れてる先行シングルのコノ曲にも単純に喰らいます。
Kanyeのヴァースも決して悪くはないですが、左右の耳を交互に攻撃してくるようなリズミカルなJay –Zのこのフロウじゃ相手が悪すぎかな。

人の半歩先行ってますよね。
彼のようなコアなヘッズを黙らせつつセールスも成立させなきゃいけない立場の人って、1歩先行くと一般的なウケが少々悪くなり、3歩位先行くと、違うジャンルに傾倒していく可能性があるので、ホント絶妙な距離感で先導しってってくれてると思います。

ニューアルバム楽しみです。

個人的には、ここ3年位にリリースされたUSのHip Hopアルバムの中では1番好きな「American Gangster」を越えられるか?って期待をしています。
 





③Ruckazoid ‘Vestax Controller One Demo(Multi-View)’

a.k.a.Ricci Ruckerによる未来型ターンテーブル「Controller One」のデモ映像。

Ned Hoddings時代はリスニング向きの楽曲が多かったのに対し、この名義になってからはおもいっきりダンスミュージックになっててびっくり。体形もずいぶん痩せてびっくり。
そして他の動画ではシンセを器用に弾いててびっくり。

ちなみに、数年前に買ったロングトーンが多数収録されたRicciのバトブレがあるんですが、ここ最近バンドとのセッションのため久々に引っ張り出してて裏ジャケを見たら、Controller Oneの詳しい説明が書いてありました。
あのバトブレはController One用に作られた盤だったんですね。

当時は「僕の考えた超人」よろしく、「僕(Ricci)が考えた理想のターンテーブル」をただ載せてるだけかと思ってました。

Controller Oneの使い手としてはTeekoもヤバイ。







④環Roy x Newdeal 「The Klash」

音は完全にElectro(今流行りの方ね)なんですが、僕にとっては紛れも無いReal Hip Hop(懐の深い方ね)。

Planet Rockリリースから27年、トラックとラップがそれぞれTechno、Hip Hopというフィールドで進化を続け2009年に再びタッグを組んだっ!なんていったら大袈裟かもしれませんが、とにかく狭い世界に追いやられてはいけない作品だと思います。

BPM120越えのトラック上でも歩幅の大きい言葉運びでリズミカルにフロウするRoy君はまるでプロレス最強説が崩壊した中でも、総合格闘技で快勝し続ける理想のプロレスラーのように頼もしいっ!なんていったら大袈裟、、、ではないでしょう。







⑤ younGsounds 「bootleg of ys 」

イルリメ(すでに脱退)、やけのはら、モリカワアツシ(PERCEPTO MUSIC LABという素敵過ぎるレコ屋を主宰)、U.G. MANの谷口順、等によるアンダーグラウンド自由人オールスターズなバンドによるその場の生々しい空気までパックされたライヴ盤。

それぞれの引き出しを引っ張り出せるとこまで引っ張ってきても、誰一人として個性が死んでないという、奇跡がいっぱい詰まってます。

特に’younGsoundsのDisco’はサンプラーというグラスに、バンドサウンドがなみなみ注がれた素敵な曲。たまにグラスからこぼれ落ちるのも愛嬌って感じですかね。

音楽を長く続けるために今を楽しむ、という逆説的な主張を強く感じます。






最後に、

ちょい前に息子が生まれました。




「睡眠は死の従兄弟」ということをすでに悟っているのか、なかなか寝ません。




今後の予定

2009/09/11(fri)
@Club ADD(sendai)
「MOVEMENT FLASH supported by Future Tribe」
Special guest LIVE&DJ:chaos (Insector labo)
Gueat DJ:Takaaki Itho(WOLS,WARSAW)
CASIN(FOREST LOUNGE RECORDS,GIFT GIMMICK),
Cheeba Chang(Rhythm Troops , Van Da Rhytym),
VJ:gatostu(桃源郷オムライム,16bit games,映奏組曲),
FOOD:蕎麦,ちょい飲み(大橋 憲元)
w/f 2,000/1D+1S,
DOOR 2,500/1D+1S


2009/09/18(fri)
@Club Shaft(sendai)
「Soil Stink Presents ‘feat.蝕’~日本語RAP Party~」
SPECIAL GUEST LIVE:DARTHREIDER(from 蝕)

SPECIAL GUEST DJ:DJ 49(from 蝕)

GUEST DJ:CASIN(GIFT GIMMICK/FOREST LOUNGE RECORDS)

LIVE:DOWN BURST(CENTER LINE)
    HYDENEX
  CRANK UPPER(SOUP LABO)
WESTMAN aka FORTH WALL(GLARE)
Lee-da-OVELEX(GLARE)
RIP(CAUSION TAPE)

DJs:KENCHY(GIFT GIMMICK/SOUP LABO)
 TAKABUN(SOUP LABO)
Che Guevara(GLARE)
(A)-TSU(Ego Topia)

Organizer/
Yusuke Koizumi(Soil Stink)

LIMITED ADV \3000(1D+MIX CD)※limited 50
NORMAL ADV \2500(1D)
DOOR \3000(1D)

0 件のコメント: